来年民泊新法がせこうされたら・・
来年6月に民泊新法が施行されたら、民泊営業をお考えの方も大勢いると思います。
あるデータでは、60歳以上のシニア層のホストが増えているそうで、その3割近い方が、家計を支える収入源として民泊を行なっているそうです。
大前研一氏も、もはや年金はあてにならず、自分で何とかすべきであり、定年後も「月15万円」稼ぎ出すことを目標とすべきであり、そのための鍵は「民泊」だと言ってます。
民泊新法・・毎日のようにニュースになっていますが、あなたは民泊新法について、どれくらいご存知ですか?
先日、久しぶりに友人に会った際に・・
先日、久しぶりに友人に会った際に、彼から来年、民泊に参入しようと思うと。
堪能な英会話のスキルを活用したいと自宅民泊を考えているようでした。
自宅はマンションではなく一戸建てなので、管理規約のチェックは不要。
ここまでは問題ないのですが、彼の自宅は世田谷区のとある住宅街。
友人にいくつか質問。
民泊新法の上乗せ条例は?
世田谷区の条例案では、平日、民泊をできないのでは?
気になり彼に確認すると、なんと上乗せ条例の事を全く知らないことが判明。
彼は、民泊新法に基づき手続きすれば、だれでも民泊を行うことが可能と考えているようで。
なんとのんきなことか。
その後・・
彼には、まずは世田谷区の条例案をチェックすべきことを説明。
民泊新法について私が知っていること、気になることを説明しました。
結局、3時間以上ずっと民泊の話で盛り上がりました。
こういう方が結構いるように思います。
民泊をこれから始める方で注意すべき点とは・・
ここで、民泊をこれから始める方に、ぜひ注意していただきたい重要なポイントをあげておきます。
・まず、民泊営業を行う場所は、民泊の上乗せ条例の適用がないのか?
他に何か制限はないのか?よく確認する必要があります。
特に、物件を借りて賃貸する転貸スキームで民泊営業をお考えの方は、物件を借りる前に、その点をよ〜く確認するようにお願いします。
でないと、多額の不動産投資が、全て無駄になるリスクがあるので、くれぐれもご注意ください。
・次に注意すべき点は、その場所が民泊に向いているのか?
高い稼働率を維持できるのか?ここもよ〜く確認してください。
民泊に向かない物件の条件というものがあります。例えば、駅から遠いとか、エレベーターなしで4階とか。
まずは、そこをチェックします。
その後に、今度はAirbnbを活用し、平均稼働率、売上を予想します。
正しい手順に従って進めれば、かなりの精度で、平均稼働率、売上を予想することができます。
具体的なAirbnbによるデータ分析の方法は、長くなるので、ここでは詳細を説明しませんが。
分析は奥が深く・・
ここの分析方法だけで、2時間以上のセミナーができそうです。
簡単に言いますと、まず物件と同じ所在場所、収容人数、物件タイプで検索し、その検索結果を、ある特定の順位の数十件の物件を分析します。
結構、地味な作業で、それなりの手間と時間を要しますが、絶対に行うようにしてください。
ここでの分析の手を抜くと、後で苦労しますので、徹底的に、納得するまで行いましょう。
・3つ目のポイント。
民泊の物件が、マンションの1室である場合も多いと思いますが、ここで大きな注意点があります。
マンションの管理規約の存在です。
管理規約で、住宅以外の用途での使用が禁止されている場合、つまり、民泊のようなビジネスとしての使用が禁止されている場合。
この場合、そのマンションで、民泊を行うことはできませんので、ご注意ください。